プレイしたフリーゲームの感想を書き綴ったブログです。
内容にネタバレを含む場合があるのでご注意下さい。
今までに感想を書いたフリーゲームのリストはリンクの「感想リスト」で見れます。
【タイトル】ハイノネウタ~Song with Gray Sounds.
【HP】可算階段
【プレイ時間】10分
【ジャンル】ビジュアルノベル
【ツール】NScripter
【公開日】2010/01/22
第二回 One dot contest 参加作品です。
1月22日~1月31日まで【One dot contest】第二回エントリー作品からDLできます。コンテストページからのDLは終了しました。
主人公「僕」の淡淡とした一日が描かれています。
背景は灰色で、曇った空、くすんだ色の校舎の壁と、重苦しくまるで閉じ込められているような閉鎖感を感じます。
そんな中で時々ぱっと浮かび上がる赤い文字はとても印象的でした。
話自体は、主人公が、朝起きて学校へ行って帰ってきて一日が終わるとただそれだけです。
でも、同梱されたヒントを読むと、それだけではないようです。
なので、私も勝手に推理して妄想してみようではありませんか。
瀬野ひびきと主人公が学校で出会った3人は、すべて鏡やガラス等に映った主人公自身ではないかと思うのです。
みんな主人公と同じような動作をしていいるのがひっかるし、幼馴染の瀬野ひびきと神江曜子はガラスを通して見た様子が書かれています。
坂崎瞳と宝田先輩については「RAME FEGE」様が鋭い考察をされてらっしゃいます。
なるほど、わざわざ「池」があると書かれているのはそのためかも?
坂崎瞳と1回目会ったのは、階段の踊り場。確かに踊り場には鏡がありそうです。そして2回目に会ったのは廊下の角を曲がってすぐなので、そこに窓があっても不思議はありません。左手に包みをぶらさげていたというのも、実はその時は主人公が包みを右に持っていたからそれが映っていたと考えられるし。
主人公が学校で出会った人がすべて主人公自身だったとすると不思議です。
なぜ、主人公は自分の映った姿に別人を見るのか?
で、さらに妄想してみる。
もしかして、この学校、主人公以外に生徒いないんじゃないでしょうか?
いや、先生もいないような気がします。
最初に読んだ時に、ひっかかったのが授業風景です。授業というよりもむしろ「自習」だなと思ったんです。
学校に他に生徒がいないとすると、主人公が教室に入った時に注目するクラスメイトがいないのも、教室にかかわるものが誰もいないもの当然です。
一人で学校へやって来て一人で勉強して一人で終えて帰る。そんな孤独な主人公が鏡やガラスに映った自分の姿に別の人物(人格?)を投影しているとか考えると、ちょっと背筋が寒いです。
と、私が勝手に想像しているだけで、真相はもっと別のような気がしますが、それは作者様のみ知ることなのでしょうか。
そもそも、ここまで考える為に、何回も読みなおしているので、もうすでに作者様の思うつぼにはまっている気もします。
他にも、実はこの学校の生徒は全員同じ容姿とか、「僕」は幽霊で少女にとりついているとか、主人公は多重人格だとか、いろいろ考えられます。
こうやって、いろいろ考えるのは楽しいし、いろんな方のご意見を聞いてみたいです。
ちょっと追記
思いついたので書いてみる。
なぜ一人称がわざわざ「僕」なのかが気になって気になって考えていました。
もしかしたら主人公は「僕」と呼ぶことによって自分自身を拒否してるのかもしれません。
だから、鏡やガラスに映る人物に自分以外の人を見るのかもしれないなと。
灰色の髪の少女への接し方を見ても主人公は他人を拒絶してそうです。
だとしたら、自分も他人も拒否しているこの主人公はとても孤独だなと思いました。
…………我ながら、どうしてこんなに、この作品が気になるのか。
考えても考えてもわからないのに。
はっきりとした解答が得られないので、どうもモヤモヤするのです。
そして、これからも思いついたらまた書こうと思います。
【HP】可算階段
【プレイ時間】10分
【ジャンル】ビジュアルノベル
【ツール】NScripter
【公開日】2010/01/22
第二回 One dot contest 参加作品です。
主人公「僕」の淡淡とした一日が描かれています。
背景は灰色で、曇った空、くすんだ色の校舎の壁と、重苦しくまるで閉じ込められているような閉鎖感を感じます。
そんな中で時々ぱっと浮かび上がる赤い文字はとても印象的でした。
話自体は、主人公が、朝起きて学校へ行って帰ってきて一日が終わるとただそれだけです。
でも、同梱されたヒントを読むと、それだけではないようです。
なので、私も勝手に推理して妄想してみようではありませんか。
瀬野ひびきと主人公が学校で出会った3人は、すべて鏡やガラス等に映った主人公自身ではないかと思うのです。
みんな主人公と同じような動作をしていいるのがひっかるし、幼馴染の瀬野ひびきと神江曜子はガラスを通して見た様子が書かれています。
坂崎瞳と宝田先輩については「RAME FEGE」様が鋭い考察をされてらっしゃいます。
なるほど、わざわざ「池」があると書かれているのはそのためかも?
坂崎瞳と1回目会ったのは、階段の踊り場。確かに踊り場には鏡がありそうです。そして2回目に会ったのは廊下の角を曲がってすぐなので、そこに窓があっても不思議はありません。左手に包みをぶらさげていたというのも、実はその時は主人公が包みを右に持っていたからそれが映っていたと考えられるし。
主人公が学校で出会った人がすべて主人公自身だったとすると不思議です。
なぜ、主人公は自分の映った姿に別人を見るのか?
で、さらに妄想してみる。
もしかして、この学校、主人公以外に生徒いないんじゃないでしょうか?
いや、先生もいないような気がします。
最初に読んだ時に、ひっかかったのが授業風景です。授業というよりもむしろ「自習」だなと思ったんです。
学校に他に生徒がいないとすると、主人公が教室に入った時に注目するクラスメイトがいないのも、教室にかかわるものが誰もいないもの当然です。
一人で学校へやって来て一人で勉強して一人で終えて帰る。そんな孤独な主人公が鏡やガラスに映った自分の姿に別の人物(人格?)を投影しているとか考えると、ちょっと背筋が寒いです。
と、私が勝手に想像しているだけで、真相はもっと別のような気がしますが、それは作者様のみ知ることなのでしょうか。
そもそも、ここまで考える為に、何回も読みなおしているので、もうすでに作者様の思うつぼにはまっている気もします。
他にも、実はこの学校の生徒は全員同じ容姿とか、「僕」は幽霊で少女にとりついているとか、主人公は多重人格だとか、いろいろ考えられます。
こうやって、いろいろ考えるのは楽しいし、いろんな方のご意見を聞いてみたいです。
ちょっと追記
思いついたので書いてみる。
なぜ一人称がわざわざ「僕」なのかが気になって気になって考えていました。
もしかしたら主人公は「僕」と呼ぶことによって自分自身を拒否してるのかもしれません。
だから、鏡やガラスに映る人物に自分以外の人を見るのかもしれないなと。
灰色の髪の少女への接し方を見ても主人公は他人を拒絶してそうです。
だとしたら、自分も他人も拒否しているこの主人公はとても孤独だなと思いました。
…………我ながら、どうしてこんなに、この作品が気になるのか。
考えても考えてもわからないのに。
はっきりとした解答が得られないので、どうもモヤモヤするのです。
そして、これからも思いついたらまた書こうと思います。
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